店長：滝
有名ブレンデッドウイスキー･バランタインを構成する個々のキーモルトを楽しめる「バランタイン･シングルモルトシリーズ」より国内発売品全３種の飲み比べセットです。

商品案内の前に、ウイスキーのジャンルについてちょっとだけ。
バランタインやジョニーウォーカーに代表される「ブレンデッドウイスキー」は、大麦麦芽のみを原料とする「モルトウイスキー」と、小麦やとうもろこし等を原料とする「グレーンウイスキー」とを混和して造られます。
「モルトウイスキー」のうち、単一の蒸留所で造られた原酒のみを瓶詰めしたものを「シングルモルトウイスキー」といいますが、ブレンデッドウイスキーを構成するモルトウイスキーは、複数の蒸留所のシングルモルトウイスキーを混和したものであることがほとんどです。
シングルモルトウイスキーとシングルモルトウイスキーを混和して（シングルじゃない）モルトウイスキー、それにグレーンウイスキーを混和してブレンデッドウイスキー、そのブランド名がバランタインだったりジョニーウォーカーだったりするという訳です。

（シングルじゃない）モルトウイスキーのうち、そのブレンドの味わいの「鍵」となるシングルモルトウイスキーを「キーモルト」といいます。
竹鶴だったらキーモルトは余市･宮城狭。
響だったらキーモルトは山崎･白州。
そして、バランタインのキーモルトが本セット内容にあたります。

ウイスキーファンにバランタインの名を知らぬ方はいなかろうと思いますが、グレンバーギー、ミルトンダフ、グレントファーズ…、この３種のウイスキーのどれか一つでも聞いたことがあるなら、それだけでウイスキー玄人なんじゃないかと思えてしまうほどには無名な彼ら。
なぜこうも無名なのかというと、この三者は製造量のほとんどをバランタインはじめブレンデッドウイスキー用に供給されることから、シングルモルトウイスキーとしてのリリースは非常に希であるため。

右手のグラスにバランタイン17年を、左手のグラスにバランタイン･シングルモルトシリーズを注いで味を比べれば、バランタイン17年の中からグレンバーギーやミルトンダフの色を見つけられるはず。
"ウォーリーを探せ"をウイスキーで。よろしければ、ご一緒に楽しんでみて下さいね。