はじめてセット 4ピース

いざ、酒販店に行ってみても、ウイスキーは高価で種類も多く、とっつきにくく感じてしまうもの。
はじめてセット4ピースは、ウイスキーを飲み比べたことのない方におすすめの、スターターセットです。

ホワイトホース ファインオールド (40度) / スコットランド
ジェムソン スタンダード (40度) / アイルランド
ジムビーム (40度) / アメリカ
クラウン ローヤル (40度) / カナダ

それぞれに、はっきりと香り・味わいの異なる4種類を、30mlずつご案内します。
なお、普通「一杯分」といえば、ウイスキーでは30mlのことをいいます。



ホワイトホース ファインオールドは、スコットランド産のブレンデッド・ウイスキー

 ブレンデッド・ウイスキーとは、大麦麦芽のみを原料としたウイスキー(モルト・ウイスキー)と
トウモロコシ・小麦・ライ麦・大麦などの多様な穀物を原料にしたウイスキー(グレーン・ウイスキー)とを混ぜ合わせてつくられるウイスキーのことです。
 モルト・ウイスキーとグレーン・ウイスキーとではその性格は異なり、モルト・ウイスキーは風味の個性が強く、グレーン・ウイスキーは風味が軽く、穏やかであるといわれます。
 スコットランドのいくつもの蒸留所でつくられた、熟成年数・熟成環境もさまざまなウイスキーを、何十種類、あるいは百種類以上もブレンドすることで、その味わいは複層的で飲みやすく、はじめての方にも親しみやすいウイスキーができあがります。
 また、一般にモルト・ウイスキーよりもローコストでつくることができるとされるグレーン・ウイスキーを混ぜ合わせたブレンデッド・ウイスキーは、低価格で楽しめる点も魅力です。



ジェムソン スタンダードは、アイルランドの首都ダブリンでつくられるブレンデッド・ウイスキー。

 ジェムソンは、アイルランド産ウイスキーとして世界一売れているウイスキーです。
 アイリッシュパブなどで見かけたことはありませんか?
 ジェムソン スタンダードも、ホワイトホース ファインオールドと同じくブレンデッド・ウイスキーであるため、原産国は違えど原料などに大きく変わるところはありませんが、アイルランド伝統の「単式3回蒸留」という蒸留方法を採っている点が大きな特徴です。

さて、蒸留とは。
 モルト・ウイスキーの場合、まず大麦麦芽を糖化・発酵させて乳白色のビール(のようなもの)をつくり、
ビール(のようなもの)を加熱することで、アルコールを蒸発させます。
 その蒸気を冷却することで、「透明で、アルコール分の強い液体」をつくることができます。

 この工程が蒸留です。
 アルコールと水とでは、アルコールの方が蒸発しやすいという性質を利用しているのです。

 そして、今度は「透明で、アルコール分の強い液体」を加熱し、アルコールを蒸発させ、再び冷却します。
 アルコール分7度ほどだった乳白色のビール(のようなもの)は「透明で、アルコール分の強い液体」に姿を変え、「より透明で、よりアルコール分の強い液体」へと磨かれてゆきます。

 ここまでの工程が、2回蒸留。
 ほとんどのスコットランド産モルト・ウイスキーや日本産モルト・ウイスキーは、この2回蒸留を採っています。
 一方で、アイルランド産モルト・ウイスキーの多くは更に1回多く蒸留をします。これが3回蒸留です。

 そして、できあがった透明の蒸留液は、樽の中で長い眠りにつきます。
 ウイスキーの琥珀色は、大麦の色そのものから成るものではなく(基本的には)樽から染み出た色なのです。

 では、アイルランド産ウイスキーはスコットランド産のものに比べてアルコールがキツいのかといえば、そうではありません。
 なぜなら、スコットランド産にせよ、アイルランド産にせよ、瓶詰される前に水を加え、アルコール分40%程度に調整され売り出されるからです。
 また、瓶詰される前に水を加えないウイスキーは、カスク・ストレングスと呼ばれ、区別されます。

 これらの違いから
 蒸留工程が少なく、加水量が少ないスコットランド産のものは、香味を多く残し、しっかりとした飲みごこちを感じられ、
 蒸留工程が多く、加水量が多いアイルランド産は、香味を多く残さず、軽やかな飲みごこちを感じることができるのです。

 なお、モルト・ウイスキーのうち、1つの蒸留所の原酒のみを使用したものをシングルモルト・ウイスキーといいます。
 例えば、山崎蒸留所でつくられたモルト・ウイスキーのみを使用したウイスキー「山崎」はシングルモルト・ウイスキーです。
 一方で、居酒屋でおなじみの、トリス、角、ブラックニッカ、竹鶴などは、ホワイトホース ファインオールドジェムソン スタンダードと同じ、ブレンデッド・ウイスキーの仲間たちです。

 ブレンデッド・ウイスキーは、さまざまなウイスキーを混ぜ合わせつくられるため、複層的な味わいと飲みやすさがその魅力。
 しかし、裏を反せば、没個性的だと捉えられることがあるのも事実です。
 飲み比べの面白さを感じていただけたなら、お次はシングルモルト・ウイスキーも併せてお試ししてはいかがでしょう。



ジムビームは、ケンタッキー州産の売上世界No.1バーボン・ウイスキー
 バーボン・ウイスキーは、そのほとんどがケンタッキー州でつくられています。

 ホワイトホース ファインオールドジェムソン スタンダードは大麦を主な原料としたウイスキーだったのに対して、バーボン・ウイスキーは、その原料の半分以上がトウモロコシであることが決定的な違いです。
 気候や環境の違いはもとより、蒸留方法もスコットランド式・アイルランド式とも異なる方法を採っており、水質(硬度)も、樽質も、熟成のさせ方も、何から何まで異なります。
 ただし、瓶詰される前には水を加えて、アルコール分40%程度に調整され売り出されることが多い点は共通です。

 従って、その香りや味わいは、スコットランド産・アイルランド産のものとは明確に異なります。
 例として適切か分かりませんが、個人的にはこれらを、コーラとラムネ、または煎茶と紅茶くらいには異なる飲み物であると捉えています。
 両者は違いすぎるのです。そのため、ここでは風味について比較的な話をすること控えようと思います。

トウモロコシのバーボンと、大麦のスコッチ、アイリッシュ。
どちらのお味がお好みでしょうか?



最後に、クラウン ローヤルカナダ産ウイスキーとして世界で最も売れているウイスキーです。

 トウモロコシを主原料とし、ライ麦、大麦、小麦を用いる点で、バーボン・ウイスキーと味わいが近く、ジムビームとの飲み比べにはうってつけです。
 バーボン・ウイスキーとの大きな違いは、原料に使うトウモロコシの比率が定められていない点。
原料の、その半分以上(51%以上)にトウモロコシを使わなければならないバーボン・ウイスキーとは違い、カナダ産ウイスキーにはその定めがありません。

 トウモロコシには味わいを力強く、どっしりとさせる効果があるとされます。
 そのことからか、バーボン・ウイスキーには「ワイルドな男の酒」というイメージが切っても切れずにいるのは、きっと私だけではないでしょう。
 また、小麦を多く使えば軽やかでスムースな飲み口のウイスキーができあがるとされます。小麦を多く使ったバーボン・ウイスキーとしてはメーカーズマークが有名です。

 一方のカナダ産ウイスキーであるクラウン ローヤルは、その原料比率を任意に、自由に決められることから、バーボン・ウイスキーとは違い、クセが少なく軽やかな味わいを感じることができます。
 そのクセの少なさからか、カクテルバーではウイスキーカクテルのベースとして、カナダ産ウイスキーが御用達です。

 もうひとつ、カナダ産ウイスキーの面白いところは、ワインやブランデーのような穀物由来でない酒類さえ一定量ブレンドすることを認めている点です。
 例えばアルバータ ダークバッチはシェリーを直接ブレンドし、味わいにユニークさを出しています。
 このような製法は、カナダ以外の主要ウイスキー生産国ではおよそ認められておらず、仮に、ホワイトホース ファインオールドに赤ワインを少量ブレンドした酒があったとして、スコットランドではそれをウイスキーとして販売することはできないのです。



さて、ウェブサイトのレイアウトバランスなんてものも気にせずに、長々とご案内させていただきました。
4本も飲めません、というお客様にはそれぞれ1本(30ml)ずつのご用意もございますので、よろしければそちらもどうぞ。

飲み比べの楽しさを感じていただけたなら、続編にはスコッチセット 5ピースがおすすめです。
ごゆっくりと、お楽しみください。
販売価格 600円(内税)
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